2008年 06月 20日
生物と無生物のあいだ
生物と無生物のあいだ 福岡伸一 著を紹介します!
5月の研修会後の懇親会で、殻付きの活きのいいうにが出ていました。うにの棘が動いていて本当にまだ生きているっていう感じです。
殻の中のオレンジ色のうにをスプーンですくって美味しく頂き、殻はそのままほおっておいたのですが30分経っても1時間くらい経っても、中身のない殻だけのうにの棘が動いているんですよね。
これって、まだ生きているんだろうか? 殻だけで?
ものすごく不思議だったので、本田先生に聞いてみましたが「俺にもわからん」とおっしゃって、その時、この「生物と無生物のあいだ」という面白い本があるよと教えてくれました。
前半は、野口英世の評価、ウィルスのこと、DNAの二重らせん構造発見の疑惑などで、大学1年生の時の自然科学の講義や「生命の糸」のレポート提出を懐かしく思い出しました。
後半は、生命の動的平衡や著者の研究が興味深く語られていて、ちょっと難しいんですが面白かったです。
私としては、著者が「生物と無生物のあいだ」と定義していたウィルスの事がもっと詳しく知りたかったです。
by drmasumi | 2008-06-20 22:39 | Comments(0)