文福茶釜!!

黒川博行の「文福茶釜」を読みました。


 古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに
 容赦はない。


文福茶釜!!_c0151053_16464959.jpg


 あらゆる手段を用いて贋作づくりに励む男たちの姿は、
 ある種感動的ともいえる。
 はたして「茶釜」に狸の足は生えるのか?
 古美術ミステリーの傑作。


読み始め、
私には向かないかなと思いましたが、
途中からこの泥臭さや大阪弁に
どっぷり嵌って楽しみました。


北森鴻(きたもりこう)が突然亡くなり
古美術ミステリー「旗師」宇佐見陶子シリーズの続きが
読めなくなったことを淋しく思っていました。


著者の「黒川博行」は、
京都の美大で彫刻を専攻し、
大阪の高校で10年間、美術教師をしていたとのこと。


他にも面白そうな美術ミステリー作品ありそうです。

昨年、映画化されているのでDVDも見ようかな(^^♪










by drmasumi | 2019-08-18 16:47 | Comments(0)

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